石原莞爾が描いた満州国の建設とは、ソ連軍に対峙する防共国防国家の創設であると共に、近世を経ずに近代へ移行させる壮大な実験でもあった-。満州建国の営為を論じる。石原莞爾の昭和15年の講演「世界最終戦論」も付載。