山間の遊郭で暮らす「私」は、ある時館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで…。「鈍色幻視行」の作中作家・飯合梓によって執筆された幻想譚。『小説すばる』掲載を書籍化。